三相交流どのようにしてモータは回る?(2)
2)実際にモータを回転させる
ここでは、実際にモータを回転させる方法として、3相交流とコイルを使い、回転磁界を作る方法を紹介します。
(3相交流は120°位相のずれた交流信号です)
- 上記①の状態での合成磁界が下図の①になる。
- 上記②の状態での合成磁界が下図の②になる。
- 上記③の状態での合成磁界が下図の③になる。
上記のように、鉄心にコイルを巻いたものを3相のU相コイル, V相コイル, W相コイルとして、ずれを120°に配置することにより、この3相電圧の高いほうのコイルにN極、低いほうにS極が発生します。
それぞれの相は、正弦波状に変化しているため、各コイルから発生する極(N極、S極)とその磁界(磁力)が変化していきます。
この時、N極が発生するコイルだけを見ていくと、U相コイル→V相コイル→W相コイル→U相コイルと順番に入れ変わるため、回転することができます。